京都伏見の不動産会社プラスホームかやまです。たまには不動産会社らしい事を書こうと思います。家を売ろうと思った時、果たして大手不動産会社が良いのか小さな不動産会社(弊社も小さな不動産会社ですのでここからはあえて地元不動産会社と呼ばせてください!)が良いのか悩まれる事だと思います。果たしてどちらが良いのか。そこに明確な答えはないと思います。弊社は地元不動産会社なので「地元不動産会社にしなさい!」と声を大にして言いたいところですが、どちらも良いところがあり悪いところがあると思います。今日はそこを少し取り上げていきたいと思います。
まずは大手不動産会社の良い点
①ネームバリュー。 家を買おうかなと思った方でまず有名な不動産会社に問い合わせる方はまだまだ多いと思います。
②広告量です。 毎週ポストや新聞に入っているのは大体大手不動産会社のチラシですよね。うっとおしいと思われる方も多いとは思いますが、あれが販売活動であることも事実。
逆にマイナス面は
①営業マンによって知識・経験がまちまち。 売れっ子営業マンもいればそうでない営業マンもいるのが大手不動産会社の常。売れっ子営業マンに当たればいいですがそうでないと・・・。売れっ子営業マンは単価の高い物件を充てられるケースが多いというのをひとつ目安にしてもらえるといいかもしれません。
②営業マンの出入りが激しい。 異動・転勤や退職などで営業担当者だった方が途中で入れ替わることが多いのも大手不動産会社の特徴となってしまいます。いい営業マンでも途中で変わってしまう恐れがあります。
次に地元不動産会社の良い点は
①実はお客さんの数が多い。 大手不動産会社はノルマがあり、すぐに買わないお客さんはあまり相手にしなくなってしまいます。ですから、すぐに買わないお客さんは結局地元不動産会社に行き、じっくりとお家探しをしています。ですから意外と地元不動産会社の方が物件が出れば買いたいと思っているお客さんの数は多いのです。
②買取は大手不動産会社ではなく地元不動産会社が行っているので、最終、売れるメドが立つ。 売却方法の一つである「買取」は実際に不動産会社が買うシステムですが、大手は基本、買取はしていない(してると言っても結局は地元不動産会社に買い取ってもらう)のでいつ売れるか保証は無く、地元不動産会社ですとこの買取をしてもらう事で売れる保証があるというのは大きな安心材料だと思います。
逆にマイナス面は
①広告量。 どうしてもかける経費に限界があるのも事実。毎週、山のように広告を打てない点はマイナス要素かもしれません。
②広い知名度。 地元ではある程度名のある地元不動産会社でも一歩外に出れば全く知られていません。郊外、県外などよそから来られる方を呼び寄せる力は無いかもしれません。
簡単ではありますがざっと良い点悪い点を挙げてみました。
ここからは地元不動産会社である私かやまの個人的な意見がかなり入っているので、そういう意識で読んでください。
実際、インターネットが不動産業界に入ってきて、新聞を読まれる方も減り(これもネット、スマホの影響でしょうが)、折り込み広告などは全く効果が無くなりました。弊社も折り込み広告は一切行わず、ポストの中には定期的に広告は入れておりますが、反響の大半はホームページになりました。もはや、広告量でお客さんが来る時代は終わったと思ってます。不動産にはポータルサイトというスーモやアットホーム等、色々な業者が色々な物件情報を載せるサイトがありますが、これも反響が無くなってきていたので弊社はやめました。どうしても不動産会社にとって利益のある物件ばかり載せるので同じ物件ばかりで、「見るのが面倒臭い」とか、「同じお知らせが何度も来る」と弊社のお客様もおっしゃっていたましたがおそらくこういった事に皆さんも気づき始めているのが理由で見なくなってきたのだと思います。つまり、広告でお客さんが来る時代はすでに終わっているのでここに大手と地元不動産会社の差は無いように思います。
少し乱暴な言い方をすれば、いつ売れるかわからないが売れる可能性の高いであろう大手不動産会社に一か八かのギャンブルをするか、それとも買取という売れる保証がある地元不動産会社に任せるか。
どちらが良いかは最後に決めるのはあなたです。